筋力トレーニング、いわゆる筋トレとは筋力や筋持久力の向上、筋肥大(筋肉を大きくすること)を目的とした運動のことを言います。
しかし、筋トレに対しあまりいいイメージがないと考える方は多いと思います。
おそらく「筋肉」「トレーニング」といった言葉が上級者向けでハードなものだと感じてしまうのでしょうが、筋トレには手軽にできるものがいくらでも存在します。
「健康寿命」「サルコペニア」「フレイル」といった言葉を聞いたことがありますでしょうか?
これらの単語はすべて加齢による身体機能の低下に関する言葉です。
身体の衰えを防ぐには健康的な食事はもちろん筋トレなどの運動が非常に大切です。
筋トレは魅力的な体作りだけではなく健康のためにも必要だということです。
(「健康寿命」「サルコペニア」「フレイル」については「#2 加齢による身体機能の低下について」をご覧ください)
骨折や猫背などの骨に関する症状は、骨に付着した筋肉が弱っていることや、そもそも骨自体が弱っていることが主な原因です。
筋肉が弱ると、体(骨)を動かしたり良い姿勢を維持することができなくなります。
筋肉が弱っているのであれば筋トレをすればよいということは分かりやすいと思いますが、骨を丈夫にするためにも筋トレは必要です。
筋トレが骨への刺激に繋がり骨を丈夫にするためです。
骨折をしてしまった場合、手術後にリハビリを行うと思いますが、そのリハビリも言葉は違えど行っていることは筋トレと同じです。
また、筋トレなどの運動を行うことはメンタルにも良いことです。
筋トレを継続し、健康で魅力的な体になることで自身があふれ心を前向きにすることができます。
なぜここまで「筋トレ」を推すかというと、食事や休養と同等に健康への貢献度が高いにもかかわらず筋トレを行っている人口が少ないからです。
健康でなければ好きな事も日常生活も満足に過ごすことができなくなってしまうため、健康というのは生きていくうえで大前提なのです。
「筋トレ」という名称についてはあまり気にせず「健康のために筋肉をつける運動」として、ぜひ「筋トレ」に取り組んでいただければと思います。
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